小学4年の娘は反対咬合です。どうすればいいでしょうか?
小学4年の娘は反対咬合です。どうすればいいでしょうか?
(読者Y.M.さんからの質問)
> はじめまして。
> 目黒区在住30代主婦です。
>
> メルマガをとても楽しみにしている
> ひとりです☆
>
> 今日はご相談があってご連絡を
> 差し上げましたがよろしいでしょうか。
>
> 小学4年の娘は反対咬合です。
> 夫がそうなので遺伝性でしょうか。
>
> そろそろ矯正と思いつつなかなか
> 腰があがらないでいるうちに
> しきりとあごを痛がるようになりました。
> (顎関節症?)
>
> 勝手がきく家はともかくとして
> 学校では給食を食べるのも
> 一苦労のようです。
>
> いろいろネットで調べました情報と
> あわせてご質問差し上げたいと思います。
>
> まずは診察していただくには
> 歯科医院でよろしいでしょうか。
> (整形外科かと思ったりもしています)
>
> 顎関節症だとすれば保険適用に
> なることもあるのですか。
> (ネットではあるとかないとか・・)
>
> ちょうど矯正をと思っているので
> あわせて相談してもいいものでしょうか。
>
> いよいよ決断の時期なのですが
> 信頼のおける矯正歯科医を見つけられず
> 苦戦しています。
> (みなさんおっしゃることが違うので・・)
>
> お忙しいところ大変恐縮ですが
> どうぞよろしくお願いします。
>
矯正はボクの専門分野です。
反対咬合には、3種類あります。
1.なにかのきっかけで下顎の咬む位置が前の方へ誘導されて
反対咬合になっている場合。
2.もともと歯の位置が反対咬合になるように生えている場合。
(上の前歯が後ろへ、下の前歯が前へ位置している場合)
3.歯の位置はおかしくないが、土台となる顎(骨格)の位置が
上顎が後ろへ、下顎が前へ位置している場合。
小学校4年生といえば、10歳前後ですね。
もし乳歯のころから反対咬合であったとしたら
3.か1.のパターンが考えられます。
お父様が反対咬合と言うことは
将来3.のパターンへ移行する可能性が高いと思われます。
なぜなら親子で、顔がよく似るように、
咬み合わせも当然遺伝するからです。
その割合は、
●先天的な遺伝の影響 50%
●育った環境によル影響 50%
です。
ところで
女の子は生理が始まるころ二次性徴となります。
この段階からグイグイ背が伸びます。
小学校5,6年のころというのは
女子の方が先に二次性徴を迎えるので、男子の方が小さく見えます。
さて、
一般的には女の子の場合、10歳から14歳ぐらいの間に
二次性徴とともに背が伸びます。
もちろん個人差があるので、一番背が伸びるのは2年ぐらいの間ですが、
それ合わせて、下顎も伸びるしくみになっています。
このまま放っておくと、反対咬合が悪化していくことが想像できます。
まもなくお嬢さんもそういう時期ですので
タイミングとしてはぜひ一度、
矯正歯科専門医に相談してみることをオススメします。
また顎関節の問題に関してですが、
通常、顎関節症が出てくるのは、20歳を過ぎるころからです。
もしかしたら反対咬合が関係している可能性が高いかも知れませんので
とにかくできるだけ早く矯正専門医のところへ相談というのが
ベストチョイスと思います。
なお矯正歯科医の選び方ですが、
最低、日本矯正歯科学会の認定医、
または認定医と指導医のタイトルを両方もっている先生なら
治療の信頼性が高くなります。
参考:日本矯正歯科学会
(残念ながら、このリンクでは指導医の表記はありません。)
あとはお住まいの地域の電話帳を見て
矯正歯科だけの看板を出している所はオススメです。
最終的には実際に相談されて、納得いったクリニックで
治療開始するのがイイですよ。
あと、矯正治療は保険が利きませんが、
非常に専門的な治療をする経費だと割り切って
考えてください。
矯正歯科医選びは、
やはり相性も大切です。
治療が長期間になりますので。
反対咬合の場合、矯正治療すると、
結果が目に見えてわかりますから、やる価値はあります。
あともう一点。
できれば、ご相談に行かれるとき、お父さんも一緒に行かれると
イイかと思います。
どの程度の遺伝の影響があるか把握できるので
矯正医の立場からすると、情報の精度が上がりますから。
むずかしければ、お父さんの横顔の写真とかふだんのスナップ写真とか
顔つきのわかる写真を持って行かれるといいのではないでしょうか。
もしかしたらY.M.さんに対する待遇が変わるかも知れません。
(保証はできませんが.....。)
長くなりました。
また疑問点あれば、またどうぞメールしてください。
では、取り急ぎ
ドクターげんた
今月のオススメ



